11ぴきのねこ名物コロッケの秘密!あらすじ結末と再現レシピを徹底解剖
世代を超えて愛され続ける馬場のぼる氏の不朽の名作絵本『11ぴきのねこ』シリーズ。中でも1972年にこぐま社から刊行された『11ぴきのねことあほうどり』は、山盛りに揚がったキツネ色のコロッケが読者の食欲と冒険心を刺激する屈指の人気作です。
作中でねこ達がせっせと揚げるコロッケは、読んだ誰もが「一度は食べてみたい!」と憧れる魅惑の料理。今回は、なぜねこ達がコロッケ屋を開業したのかという物語の発端から、あほうどりとのユニークな駆け引き、思わず息をのむ衝撃の結末、さらには家庭で簡単に絵本の味を楽しめる本格再現レシピまで徹底取材しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ねこ達は空腹を満たすため「コロッケやさん」を始めるも、毎日の売れ残りに飽きて「鳥の丸焼き」を企む。
- 要点2:現れたあほうどりに大量のコロッケを振る舞うが、島に誘い込まれた先で待ち受けていたのは巨大な鳥の群れだった。
- 要点3:サクサクほくほくのコロッケは家庭でも再現可能で、発表会の劇や公式グッズとしても絶大な人気を誇る。
【なぜコロッケ屋を始めた?】『11ぴきのねことあほうどり』のあらすじと誕生秘話
物語は、おなじみの「とらねこ大将」率いる11ぴきのねこ達が、町で評判の「11ぴきのねこ コロッケのみせ」をオープンさせるところから始まります。看板メニューのコロッケは大繁盛で毎日飛ぶように売れますが、営業が終わると必ず売れ残りのコロッケが山のように残ってしまいます。
「残ったコロッケはわれわれのもの」と、毎晩毎晩コロッケを食べ続けるねこ達。しかし、いくら美味しいコロッケでも毎日毎晩そればかりでは飽きてしまいます。「もうコロッケはごめんだ。たまには鳥の丸焼きが食べたいねえ」と贅沢な愚痴をこぼしていた夜、店へふらりと見慣れぬ1羽のあほうどりが迷い込んできます。
作者の馬場のぼる氏が描くねこ達は、決して聖人君子ではなく、欲張りでちょっぴりずる賢く、どこか憎めない人間味にあふれています。この「美味しいものに飽きて、さらなるご馳走を欲しがる」というねこ達の欲望こそが、次なる大冒険への引き金となるのです。
あほうどりはコロッケを何個食べた?ねこ達を翻弄した衝撃の展開
店に現れたのんびり屋のあほうどりに対し、ねこ達は「鳥の丸焼き」にする下心を隠しながら、まずは太らせようと自慢のコロッケを振る舞います。
あほうどりは出されたコロッケを「うまい、うまい」と次々に胃袋へ収めていきます。絵本の中で、あほうどりははじめに3個、おかわりに3個、さらに追加で何個も平らげ、合計10個以上ものコロッケをあっという間に完食してしまいます。その驚異的な食べっぷりに、ねこ達は目を丸くしながらも「もっと太らせてから食べよう」とほくそ笑みます。
満腹になったあほうどりは、「自分の島には兄弟が11羽いる。みんなにもこの美味しいコロッケを食べさせたい」とねこ達を誘います。11羽のあほうどりをすべて丸焼きにして食べるという野望を抱いたねこ達は、気球に乗ってはるか彼方の「あほうどりの島」へと旅立ちます。
【結末ネタバレ】鳥の丸焼きを狙ったねこ達の末路と教訓
意気揚々と島に到着したねこ達を待ち受けていたのは、予想だにしない光景でした。出迎えてくれたあほうどりの兄弟たちは、町に来た個体とは比べものにならないほど山のように巨大な巨鳥たちだったのです。
捕まえて丸焼きにするどころか、逆に巨大なあほうどりたちに囲まれてしまったねこ達。逃げ場を失った彼らに下された命令は、「毎日せっせとコロッケを作ること」でした。
朝から晩まで巨大なフライパンで何百個、何千個ものコロッケを揚げ続ける過酷な重労働。ラストシーンでは、疲れ果ててすっかり小さくなったねこ達が、涙目になりながらコロッケを作り続けるユーモラスかつ教訓に満ちた姿で幕を閉じます。因果応報でありながら、どこかカラッとした後味を残すのが馬場のぼる作品の真骨頂です。
絵本の味を食卓で!『11ぴきのねこのコロッケ』人気再現レシピと作り方
読んでいるだけでお腹が空いてくる絵本の中のコロッケ。SNSや料理レシピサイトでも「子どもに作ってあげたい」と再現レシピが大好評です。素朴でどこか懐かしい、王道のじゃがいもコロッケの作り方を紹介します。
【材料(4人分・約8個分)】
- じゃがいも(男爵):4個(約500g)
- 牛豚合いびき肉:150g
- 玉ねぎ(みじん切り):1/2個分
- 有塩バター:10g
- 砂糖:小さじ1
- しょうゆ:小さじ1
- 塩・こしょう:各少々
- 衣(小麦粉、溶き卵、パン粉):適量
- 揚げ油:適量
【作り方の手順】
- じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、柔らかくなるまで茹でてから熱いうちにしっかりマッシュします。
- フライパンにバターを熱し、みじん切りの玉ねぎをしんなりするまで炒めたら、合いびき肉を投入。色が変わったら砂糖、しょうゆ、塩・こしょうで少し濃いめに味付けします。
- マッシュしたじゃがいもに炒めた具材を混ぜ合わせ、粗熱を取ります。
- 絵本のように少しぽってりとした小判型に成形し、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にしっかり衣をつけます。
- 180度の油できれいなキツネ色になるまでカラッと揚げれば、外はサクサク、中はホクホクのねこ特製コロッケの完成です。
劇やオペレッタで大人気!「コロッケのうた」の魅力と発表会での定番脚本
『11ぴきのねことあほうどり』は、保育園や幼稚園、小学校の生活発表会や学芸会における劇・オペレッタの題材として不動の定番となっています。11匹のねこ役とあほうどり役で大人数の子どもたちが役を持てる構成の良さが支持される理由です。
劇中で歌われる「コロッケのうた」は、一度聴いたら耳から離れないリズミカルな歌詞とメロディが特徴。「おいしいコロッケ、できたてコロッケ、ジュージューパチパチ揚がってる」といった楽しいフレーズに合わせ、子どもたちがエプロン姿でフライ返しを持って踊る演出は、保護者からも大人気を博しています。
ファン必見!こぐま社公式グッズやコロッケモチーフの最新アイテム情報
絵本の人気は出版物にとどまらず、多彩なキャラクターグッズとしても広く親しまれています。こぐま社公式のミュージアムショップや全国の絵本カフェ、ポップアップストアでは、コロッケをモチーフにしたユニークなグッズが多数展開されています。
ねこ達が一生懸命コロッケを抱えている愛らしいぬいぐるみや、コロッケ型のポーチ、さらには作者・馬場のぼる氏の故郷である青森県三戸町で展開されている町おこしコラボグッズなど、大人の絵本ファンをも唸らせるハイクオリティなアイテムが注目を集めています。
【11 ぴき の ねこ コロッケ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『11ぴきのねこ』でコロッケが登場するのはどの本ですか?
A1:1972年にこぐま社より出版されたシリーズ第2作『11ぴきのねことあほうどり』です。ねこ達がコロッケ屋を開き、あほうどりと遭遇する物語が描かれています。
Q2:あほうどりは全部で何羽登場しますか?
A2:はじめに店へやってくる1羽と、島で待ち受けている「11羽のきょうだい」を合わせて、合計12羽のあほうどりが登場します。
Q3:劇の脚本や楽譜は一般でも手に入りますか?
A3:音楽之友社や教育系出版社から、幼稚園・保育園向けの劇遊び・オペレッタ用楽譜や脚本付きCDが市販されており、手軽に入手して活用することができます。
まとめ:半世紀を超えて愛され続ける馬場のぼる作品の奥深い魅力
『11ぴきのねことあほうどり』に登場するコロッケは、単なる食べ物描写にとどまらず、ねこ達の欲望や物語の転換点を見事に演出する重要なキーアイテムです。
痛快な展開と愛らしいキャラクター、そしてちょっぴりほろ苦いオチ。刊行から半世紀以上が経過した現在も色あせることのない名作絵本の世界を、ぜひ絵本と手作りコロッケの両方で味わってみてください。 (出典: 11 ぴき の ねこ コロッケ(Yahoo!ニュース))