RIP SLYMEは解散したのか?脱退理由の真相と3人体制の現在
日本のヒップホップをお茶の間に浸透させ、数々のサマーアンセムで平成の音楽シーンを席巻したRIP SLYME(リップスライム)。2010年代後半からグループを巡る激震が相次ぎ、一時は公式ホームページが閉鎖されるなど事実上の消滅状態に陥りました。検索窓には今なお「解散」の二文字が並び続けています。
彼らは本当に解散してしまったのか。表舞台から姿を消した活動休止の引き金、メンバー間の確執や脱退劇の裏側、そして現在の活動状況まで、これまでに報じられた事実と最新の動向を整理して詳報します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:RIP SLYMEは正式な「解散」はしておらず、活動休止を経て現在はRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制で活動を継続中。
- 要点2:休止の引き金となったSUの不倫騒動に加え、PESが過去のいじめ被害や確執を告白して脱退していたことが発覚し、グループ関係は決定的な亀裂を迎えた。
- 要点3:オリジナルメンバー5人での再結成は極めて困難とされる一方、3人体制でのフェス出演や楽曲リリースなど独自の歩みを着実に進めている。
【結論】RIP SLYMEは解散したのか?公式発表と活動休止の経緯
結論から言えば、RIP SLYMEは解散していません。ただし、かつて日本中を熱狂させた「MC4人+1DJ」の5人組という形態はすでに過去のものとなっています。
グループの歴史が大きく暗転したのは2018年10月31日のことでした。突如として公式WEBサイトが閉鎖され、ファンクラブも運営を終了。所属事務所から出されたアナウンスは「グループとしての活動を休止する」という内容であり、解散という明確な言葉は避けられたものの、メディア各社は「事実上の活動休止」「空中分解」と大々的に報じました。
当時、メンバーのSUが起こしたプライベートのトラブル以降、グループの活動は完全にストップしていました。事態の収拾がつかないまま突然のシャットダウンに至った経緯について、メンバー個々の口から詳細が語られる機会は長らく失われることになります。
歯車が狂った発端|SUの不倫騒動とグループ活動停止の内幕
グループ失速の決定打となったのは、2017年4月に報じられたSUの不倫騒動でした。モデルとの不倫疑惑が週刊誌にスクープされ、世間から激しいバッシングを浴びることとなります。
リップスライムは多数の大手ナショナルクライアントのCMソングやタイアップを手掛けていたため、このスキャンダルによる影響は甚大でした。出演予定だった大型野外フェスへの出演キャンセルが相次ぎ、グループとしての営業活動は完全に凍結。SU自身も無期限の活動休止処分を受ける形となりました。
かつて軽妙な大人の色気でファンを魅了していたSUですが、この騒動を境に表舞台から完全にフェードアウト。その後、当時の妻であった歌手の大塚愛との離婚が成立し、SU自身も責任を取る形でグループを離脱しました。現在はソロでのDJ活動やYouTube配信、アパレル関連のイベント出演など、地道な個人活動を軸に生活を立て直しています。
「いじめ告白」に激震|PESの脱退理由とメンバー間の確執
活動休止から約3年が経過した2021年11月、リップスライムを巡る状況はさらに決定的な破綻を迎えます。メロディアスなフックと卓越したラップスキルでグループの音楽的支柱だったPESが、実は2017年9月の段階ですでに脱退していたことを自身のSNSで告白したのです。
PESはファンからの質問に答える形で長文のコメントを公表。「2017年9月に足を洗いました」「彼らに関わりたくない」といった痛烈な言葉を並べ、グループ在籍時にメンバーから執拗な嫌がらせや疎外、いわゆる「いじめ」に近い扱いを受けていたことを示唆しました。さらに、2018年の活動休止発表時にもPESへの事前相談はなく、事務所や残るメンバーとのコミュニケーションが完全に断絶していた実態が白日の下に晒されたのです。
これを受け、ネット上にはファンからの悲鳴と批判が殺到。事態を重く見たRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人は、直後に公式YouTubeチャンネルで生配信を実施しました。3人は硬い表情で頭を下げ、PESへの配慮が足りなかったことや過去のコミュニケーション不足を謝罪。しかし、両者の溝が埋まることはなく、かつての爽やかで陽気なグループイメージは大きなダメージを負うことになりました。
RYO-Z・ILMARI・DJ FUMIYAによる「3人体制」での復活劇
激震が走った泥沼の告白劇から数カ月を経た2022年4月、リップスライムは予想外の形でリスタートを切ります。残されたRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人でRIP SLYMEとしての活動を再開することを正式に発表したのです。
5人時代の名曲群を3人でパフォーマンスすることには賛否両論が巻き起こりましたが、彼らは歩みを止めませんでした。5カ月連続のデジタルシングル配信や、配信ライブの開催、全国の音楽フェスへの精力的な出演など、泥臭いまでのライブ活動を展開。「リップスライムという看板と楽曲をこのまま埋もれさせたくない」という覚悟を行動で示し始めます。
ライブの現場では、PESやSUが担当していたバースをRYO-ZとILMARIが巧みにカバーし、FUMIYAがタイトにトラックを繋ぐスタイルを確立。往年のファンを歓喜させると同時に、新たなファン層の獲得にも成功しています。
ファンとネットの反応|5人時代への郷愁と現在の新体制への支持
グループの歴史を巡る一連の変遷に対して、ネット上では現在も複雑な声が交錯しています。
SNS上では、「楽園ベイベー」「熱帯夜」「One」などをリアルタイムで体験した世代を中心に、「PESの天才的なメロディセンスとSUの低音ボイスが揃ってこそのRIP SLYMEだった」という、5人時代への郷愁と喪失感を訴える声が根強く残っています。PESが告白した内情の生々しさにショックを受け、素直に楽しめなくなったという古参ファンの嘆きも少なくありません。
一方で、3人体制として再始動して以降の姿勢を称賛するリスナーも急増しています。「どんな事情があれ、あの名曲たちを生で聴ける場所を守り続けてくれるだけでありがたい」「今の3人が見せるポジティブなライブパフォーマンスに元気をもらう」といった好意的なレビューが相次いでおり、泥を被りながらもグループの灯を守る選択をした3人へのリスペクトが広がっています。
【2026年最新情報】RIP SLYMEの現在地と今後の可能性
2026年現在、RIP SLYMEは3人体制のユニットとして完全に定着し、安定した活動サイクルを築いています。
春から夏にかけての野外フェスやアリーナ規模のイベントには欠かせないアクトとして今なおオファーが絶えず、新世代のヒップホップアーティストやプロデューサーとのコラボレーションも積極的に敢行。5人体制時のクラシック曲を現代的なクラブサウンドへとアップデートしたライブアレンジは、若い世代のリスナーからも「色褪せない名曲」として再評価されています。
気になる「5人での完全復活」についてですが、PESは現在自身のソロプロジェクトに専念しており、過去のメンバーとの接触を明確に避けているため、現時点でオリジナルメンバー5人が揃う可能性はゼロに近いのが実情です。それでも、3人のRIP SLYMEは過去の痛みを背負いながら、今できる最高のエンターテインメントを鳴らし続けています。
【リップ スライム 解散】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIP SLYMEは公式に「解散」したのですか?
A1:正式な解散宣言は一度も出されていません。2018年10月に公式サイトを閉鎖して活動休止状態となりましたが、2022年春よりRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人でグループ活動を正式に再開させています。
Q2:PESとSUはなぜグループを抜けたのですか?
A2:SUは2017年の不倫報道によるグループの活動停止の責任を取る形で離脱しました。PESはグループ内でのいじめや人間関係の悪化を理由に、2017年9月の時点で自ら脱退を決断していたことを2021年に明かしています。
Q3:今後、5人体制で復活する可能性はありますか?
A3:可能性は極めて低いと見られています。特にPESは過去のトラブルについて深い精神的苦痛を明かしており、メンバー間での和解や合流に向けた対話は行われていないのが現状です。
まとめ:形を変えて刻み続けるヒップホップの歴史
RIP SLYMEが辿ってきた道のりは、日本のポップミュージックシーンにおける栄光と影そのものです。不倫スキャンダル、突然の活動休止、そして長年連れ添ったメンバー間の確執暴露。多くのグループであれば完全に空中分解して歴史が途絶えていたとしても不思議ではありませんでした。
しかし、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人は解散を選ばず、傷を抱えたままグループの看板を背負い続ける道を選びました。形こそ変われど、彼らが紡ぎ出したサマーアンセムや軽快なグルーヴは、いまも音楽フェスの青空の下で鳴り響いています。大人のほろ苦さを噛み締めながら前に進む現在のRIP SLYMEのステージから、今後も目を離すことはできません。 (出典: リップ スライム 解散(Yahoo!ニュース))