舐達麻の逮捕歴と真相|大麻事件の全容と2026年現在の活動を追跡
埼玉県熊谷市を拠点に日本のストリートシーンを席巻し、独自の言語感覚と圧倒的な中毒性で熱狂的な支持を集めるラップグループ「舐達麻(なめだるま)」。彼らのリリックが放つ凄まじい説得力の裏側には、常に警察による摘発や逮捕という冷徹な現実が影を落としてきました。「一体なぜ逮捕されたのか」「歴代の事件で誰が罪に問われ、どんな判決や処分が下されたのか」――ネット上では今なお憶測やデマが錯綜しています。
本稿では、2026年現在の最新情報と警察発表、関係者インタビュー、司法記録を総力取材。過去の凄惨な事件から大麻取締法違反による摘発の真相、各メンバーの処分状況、そして独立やソロ始動を含む現在の音楽活動まで、客観的事実に基づいて徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2021年および2022年に警視庁などから大麻取締法違反(所持)容疑で家宅捜索・逮捕されたが、不起訴処分や釈放を経て法的整理がなされている。
- 要点2:グループの原点には2009年の熊谷における金庫窃盗と仲間「104」の事故死という苛烈な過去があり、メンバーごとの服役歴が音楽的背景に直結している。
- 要点3:2026年現在はG-PLANTSの本格的なソロ始動などクルー内の関係性に変化が生じつつも、アパレル事業や音楽制作を継続している。
【事件の全容】舐達麻メンバー逮捕の真相と大麻所持容疑の経緯
人気ラップグループ「舐達麻」の逮捕歴と真相とは何だったのか。世間を最も大きく揺るがしたのは、2021年4月16日に警視庁組織犯罪対策部が踏み切った大規模な摘発でした。捜査関係者の証言によると、警察は東京都内や埼玉県内の関係各所を一斉捜索し、大麻取締法違反(所持)の疑いでメンバーのG-PLANTS(本名・本多勇翔)やDELTA9KID(本名・広井大輔)を含む男女計9人を逮捕しました。
多くのファンや業界関係者が疑問を抱いた「逮捕の具体的な理由」は、乾燥大麻や大麻リキッドの所持容疑です。警察の公式発表資料では、G-PLANTS容疑者の自宅から微量の大麻片が押収されたことなどが報じられました。リーダー格であるBADSAIKUSH(本名・細矢郁真)の自宅も家宅捜索を受けましたが、この2021年4月の段階では本人の直接所持の証拠が立証されず、現行犯逮捕を免れる結果となっています。
さらに事態はこれで収束せず、2022年10月4日、警視庁はBADSAIKUSHとG-PLANTSを大麻取締法違反(所持)容疑で再び逮捕しました。報道各社の取材データによれば、前年摘発時の押収品や関係者の通信履歴などをもとに内偵捜査が継続されており、自宅内での微量所持が再立件の根拠とされました。ストリートの現実を生々しく歌い上げてきた彼らですが、司法機関の包囲網は極めて執拗かつ計画的に張られていたことが浮き彫りとなっています。
【歴代逮捕歴まとめ】熊谷時代の原点から大麻事件までの軌跡
舐達麻というグループの成り立ちを語る上で避けて通れないのが、彼らの地元である埼玉県熊谷市で起きた壮絶な過去の事件です。彼らがまだ10代後半だった2009年、グループ結成の直前に起きた悲劇が、その後の運命を決定づけました。
当時、BADSAIKUSHとDELTA9KIDらは金庫窃盗事件を起こし、警察車両から追跡を受ける中で乗車していた車が横転事故を起こしました。この事故により、BADSAIKUSHの眼前で無二の親友であった仲間「104(トシ)」が命を落とすという決定的な惨劇に見舞われます。Wikipediaの記録や当時の警察発表によると、BADSAIKUSHは気絶したものの現場から逃走を図り現行犯逮捕。一方のDELTA9KIDは現場を離脱したものの、両親による懸命な説得を受け、翌日家族に付き添われて警察署へ出頭し逮捕されました。
この事件によりメンバーは少年院や刑務所での服役を余儀なくされました。出所後の2009年、亡き友を悼み、ストリートから抜け出す誓いを込めて結成されたのが前身ユニット「舐達磨's」です。彼らのリリックに繰り返し登場する哀愁と乾いた冷徹さは、この原体験に深く根ざしています。
| 時期・事件名 | 関与メンバー・容疑内容 | 司法判断・処分結果 | 編集部の見解・影響度 |
|---|---|---|---|
| 2009年 熊谷金庫窃盗・事故 | BADSAIKUSH、DELTA9KID (建造物侵入・窃盗罪等) | 家裁送致・少年院送致 (複数年の実刑・服役) | 親友「104」が事故死。リリックの根幹とグループ結成の契機となった決定打。 |
| 2010年代半ば 再度の服役期間 | DELTA9KID、BADSAIKUSH (道路交通法違反、薬物関連等) | 刑事施設へ収監 (満期出所) | 獄中で膨大なリリックを書き溜め、1st/2ndアルバムの爆発的ヒットの下地を形成。 |
| 2021年4月 組対による一斉捜索 | G-PLANTS、DELTA9KID (大麻取締法違反・所持) | 勾留後に釈放 (嫌疑不十分・不起訴処分等) | 世間に衝撃を与えたが、BADSAIKUSHは逮捕されず活動継続の足がかりを保持。 |
| 2022年10月 再度の家宅捜索・逮捕 | BADSAIKUSH、G-PLANTS (大麻取締法違反・所持疑い) | 処分保留で釈放 (のちに不起訴処分) | 微量所持かつ共同所持の立証が困難と判断され、実刑判決を回避して音楽活動へ復帰。 |
メンバー別の関与度と処分|バダサイ・デルタ・ジープランツそれぞれの真相
グループの看板である3人のメンバーは、それぞれ事件への関わり方や司法判断が大きく異なっています。法的な結末を正しく整理することが、誤ったゴシップを排除する第一歩です。
BADSAIKUSH(バダサイ):不起訴処分の裏側とリーダーとしての責任
リリックの核を担うBADSAIKUSHは、2021年の捜査時は逮捕に至りませんでした。2022年10月に満を持して警視庁に逮捕された際も、勾留期限を迎えた後に処分保留で釈放、最終的に不起訴処分となっています。日本の刑事裁判実務において、複数人が出入りする空間での「微量大麻の共同所持」は、誰の排他的支配下にあったかを厳密に証明できなければ公判維持が難しいためです。法的な実刑判決は免れたものの、フェス出演の辞退やタイアップの頓挫など、背負った社会的損失は甚大でした。
DELTA9KID(デルタナインキッド):2021年逮捕からの早期釈放
滑らかなフロウと端正な佇まいで人気のDELTA9KIDは、2021年4月の摘発時に逮捕されましたが、東京地検は勾留期間満了後に不起訴処分(嫌疑不十分)として釈放しました。現場での直接的な所持状況が曖昧であったことが決め手と見られています。彼はかつて少年院や刑務所での服役を経験していますが、近年の大麻摘発に関しては前科による執行猶予取り消しや再収監といった最悪の事態を免れています。
G-PLANTS(ジープランツ):留置場での孤独と心境の劇的変化
最も警察の捜査対象として矢面に立たされたのがG-PLANTSです。自宅捜索で現物を押収された経緯から複数回の勾留を経験。後述の独占インタビューでも明かされている通り、留置所での長い独房生活は彼の精神に決定的な影響を与えました。司法手続きを経て社会復帰を果たしたものの、仲間たちとの物理的・精神的距離を見つめ直す契機となり、グループ内でのスタンスに大きな転換点をもたらすことになりました。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「大規模栽培説」の真偽
舐達麻の事件を巡っては、ネット掲示板やSNS上で過剰な憶測が独り歩きしてきました。その最たるものが「山奥で大規模な大麻プラントを運営していた」「密売組織の元締めである」という大規模栽培説です。
警察関係者への取材および発表事実を精査する限り、この噂は完全な事実誤認です。警察が押収したのはあくまで居住空間にあった数グラム程度の微量大麻や吸引器具、リキッド等であり、数百株単位の栽培設備や商業用密売ネットワークが摘発された記録は一切存在しません。彼らの楽曲に登場する過激な表現(パンチライン)がリスナーの間で誇張され、「楽曲の描写=警察が把握した客観的事実」として混同されたことが原因です。
彼らが手掛けるアパレルブランド「APHRODITE GANG HOLDINGS(アフロディーテギャングホールディングス)」の爆発的な売上も憶測に拍車をかけました。新作アイテムが発売数分で完売し、年間億単位の正当な売上を叩き出すビジネスモデルを持っていたにもかかわらず、「非合法な資金源があるのではないか」という穿った見方がネット上で拡散したのが真相です。実態は、緻密なブランドマーケティングと熱狂的なファン層に支えられた正規のビジネスでした。
【実態検証】ネットの反応とヒップホップコミュニティが下した評価
メンバー逮捕の一報が駆け巡った際、ネット上の世論は二極化しました。一般的なニュース読者やコンプライアンスを重視する層からは、「法を平然と破る者をメディアやフェスに出演させるべきではない」「青少年に悪影響を与える」という極めて厳格な批判が殺到しました。特に大手音楽フェスでの出演キャンセルが相次いだ際は、チケット購入者や主催者への損害に対して厳しい意見が向けられました。
一方、ストリートヒップホップのコアなリスナー層の間では全く異なる反応が見られました。欧米のギャングスタラップと同様、「自らの生活様式を偽らず、リスクを冒してでもリアルを歌うアティチュード(姿勢)」として神格化する動きが加速したのです。SNSや動画のコメント欄では「捕まってもリリック通りでブレていない」「これぞ本物のヒップホップ」といった擁護論が溢れ、皮肉にも事件報道がグループの持つアウトローなカリスマ性をさらに増幅させる結果となりました。
しかし、業界関係者の目は冷徹でした。度重なる警察の介入は、大手レーベルとの契約やメジャーメディアへの露出を完全に遮断。インディペンデントとして生き抜くしか道が残されていないという「商業的限界」を突きつけられる契機ともなったのです。
【2026年最新】舐達麻の現在の活動状況とクルーの行方
法的な混乱を乗り越え、2026年現在、舐達麻を取り巻く環境は新たな局面を迎えています。最も注目すべき変化は、G-PLANTSによるソロ活動の本格化と独自のヒップホップの探求です。
メディアの独占手記や関係者への取材において、G-PLANTSは留置所での内省の日々を赤裸々に告白しています。「グループという強固な集合体から一歩離れ、一人の人間として自分自身の言葉を紡ぐ」という決意のもと、ソロ名義での楽曲リリースをスタートさせました。長年共有してきた独自の善悪観や仲間意識から距離を置き、自身の足で立ち上がろうとするその姿は、グループが決して一枚岩の共同幻想だけでは存続できない成熟期に入ったことを物語っています。
BADSAIKUSHとDELTA9KIDもまた、制作拠点を整理しながら音源制作とライブ活動を継続しています。アパレルブランド「APHRODITE GANG」の人気も依然として高く、ストリートファッションカルチャーにおける影響力は衰えていません。逮捕という過酷な試練を経て、彼らは「過激なリアルの誇示」から「生々しい傷跡を背負った表現者としての円熟」へと、静かなシフトを見せています。
【プロの結論】サブカルチャーの「リアル」と同調圧力が孕む構造的課題
社会学およびユースカルチャー分析の視点から見ると、舐達麻の歩みは日本のストリートカルチャーが抱える構造的リスクを如実に示しています。非行少年グループから発生したクルーは、強烈な「仲間意識」と「共通の傷(友の死)」をテコにして圧倒的な連帯を生み出します。しかし、その強固すぎる結束は同時に、健全な自立を阻む「共依存的な同調圧力」へと反転する危険を孕んでいます。
法規範を逸脱した行動を「リアル」として賞賛し続ける文化は、当事者を常に破滅の縁へと追い込みます。大人のアーティストとして息の長いキャリアを築くためには、仲間との関係性において適切な「心理的バウンダリー(境界線)」を引き直し、自らの責任で表現をコントロールする覚悟が不可欠です。G-PLANTSのソロ始動は、その閉塞感を打破するための必然的な通過儀礼であったと評価できます。
【舐 達 麻 逮捕】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メンバーの中で今現在、刑務所に収監されている人はいますか?
A1:2026年現在、収監されている主要メンバーはいません。2021年や2022年の大麻所持容疑による逮捕では、いずれも不起訴処分や処分保留による釈放となっており、実刑判決を受けて刑務所に服役している事実はありません。
Q2:BADSAIKUSH(バダサイ)はなぜ逮捕されても実刑にならなかったのですか?
A2:家宅捜索で発見された大麻が微量であったこと、また複数人が利用する場所であったことから「誰の排他的な所持であったか」を法的に立証することが困難であったためです。検察は公判維持が難しいと判断し、処分保留ののちに不起訴処分としました。
Q3:舐達麻は現在解散してしまったのですか?
A3:グループとして正式な解散発表は行われていません。ただし、G-PLANTSがソロ活動に専念するなどメンバー各自の動きに変化が見られており、結成当初のような密密な共同生活状態からは各人が自立した活動形態へと移行しています。
まとめ:ストリートのリアリズムと今後の音楽シーンにおける展望
舐達麻の足跡を振り返ると、それは日本のヒップホップ史において稀に見る「生々しいストリートの現実」と「法規範との摩擦」の連続でした。熊谷での壮絶な原点から、全国的なブレイク、そして度重なる警察の摘発と不起訴劇――。彼らの存在は、表現の自由と社会的責任、そしてストリートカルチャーの真価を巡る重い問いを投げかけ続けています。
2026年を迎えた今、クルーは神格化されたアウトローの偶像から脱却し、個々のアーティストがそれぞれの表現を深化させるフェーズへと移行しました。法と隣り合わせの危うさを乗り越えた先に、彼らがどのような音楽的境地に辿り着くのか。その行方から今後も目が離せません。 (出典: 舐 達 麻 逮捕(Yahoo!ニュース))